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Mark as read: 想定通りのここまでと、想定外の引っ越し - milieu(ミリュー)

生活に焦点を当てる:子どもの視点と子どもながらの記憶。

 

14年程前か、小学生だった当時、家族の転勤でロンドンに移った。不安だったかというと……正直わからない。あったかもしれないが、当時の心境なんざ覚えていない。覚えていないということは、きっと不安はあまりなかったのだろう。転校先は日本人学校だった。それもあってか、不安は少なかったはずだ。

家は借家だった。なので大家さんがいた。靴を脱ぐことに理解がある現地の人だった。ロンドンには(イギリスには)土足生活する習慣があった。なので入居後まもなく、家族が床に掃除機をかけていた記憶がある。

玄関の扉はオートロックで、扉を閉めるとそのまま鍵がかかるため、家の中に鍵を置き忘れて外に出ると閉め出される仕組みだった。

家にエアコンがなかった。夏は窓を開けて過ごすことができるくらい湿度は高くなかった。冬はセントラルヒーティングで温まるという仕組みだった。

我が家のコンビネーションボイラーとセントラルヒーティング | ロンドンに住むことになりまして。 (セントラルヒーティングについてはこちらをご覧ください。)

住んでいた地域は、日本から来たという他の家族が決して多くはなかったが極端に少ないわけでもなかったがそれなりに住んでいた。同じ学校に通う友人の家もあった。日本人の方が店に立っている日系食材店もあったが、家族が車を運転して現地のスーパーマーケットや別の日系食材店で買い物することもしばしばあった。

小学生ということもあって、日本での生活のように1人で外出なんてことはしていない。友人と公園に出かけることはあっても、保護者と一緒だった。学校の登下校も保護者と一緒だった(子細はあるがここでは触れない)。携帯電話も持っていない。

ハロウィンの時は訪問を待つ側(菓子を渡す側)だった。菓子を周辺の店で仕入れ、同じ学校に通う友人が来たり、近隣に住む現地の人達が訪ねた。菓子を切らすと玄関の明かりを消し、扉のすりガラスから光が漏れないように、しばらくの間は懐中電灯で照らして家の中を歩いた。

近所で空き巣が発生したという話を聞いた。確か寝静まった夜に侵入するとかだったような。幸い、我が家には来なかった。

 

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