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ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2017表彰式 #トレンドエキスポ17

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日経エンタテインメント!によるヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2017にて、映画『銀魂』『斉木楠雄の災難』の監督である福田雄一さん、ゲストプレゼンターに橋本環奈さん、そして日経エンタテインメント!編集長の山本伸夫さんが登壇しました。(写真撮影と録音が禁止されていたため、写真はありません。また、私のメモ書きに基づくものであるため、実際の様子と差異があることをご了承ください。)

表彰式

最初に、山本さんからの挨拶があり、日経エンタテインメント!は今年で創刊20周年を迎え、ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤーは2009年から始まり、映画監督やテレビプロデューサーなど裏方に携わり業界を盛り上げた方を選出していることが述べられました。
挨拶の後、橋本環奈さんが登壇し、グランプリである福田雄一さんを紹介、福田さんには表彰状と副賞として東芝のコードレスクリーナー「VC-NXシリーズ」が授与されました。
福田さんは授与に際して、最初は会場がスカスカだったらどうしようかと思ったそうですが、立ち見ができるほどの人を見て、驚きを持っている様子でした。また、今回の受賞はたくさんのクリエイターの勇気につながったと思うとも述べていました。

フォトセッションの後にトークショー開始

山本さん曰く、朝7時から並んだ人もいるそうで、それを聞いた福田さんは「その人達はカンカン(橋本環奈さん)のファンでは?」と返していました。

山本さんは『銀魂』はアクションで、『斉木楠雄の災難』はアクションではないという特徴に触れました。それに対して福田さんはバジェット(予算)がどうこうではないことを最初に述べました。また、「福田さんはサブカルである」という指摘を何度か受けてきたが、福田さん自身は「サブカルではなく王道であるという主張を続けてきた。これまではテレビの王道の笑いにこだわってきていて、それが『銀魂』や『斉木楠雄の災難』という形で表現されることとなった。また、一部の人ではなく、老若男女に笑ってもらうことを目指した」と述べられました。

橋本環奈さんに神楽役を託したこと

福田さんは「カンカンに神楽役を託したのは個人的な好みである」と最初に言いました。ちなみに、舞台挨拶の際に、福田さんが橋本さんの話を食ってしまうのを福田さんの奥様がLINEで映像を送ってくるほど指摘された様子も福田さんは明らかにしていました。舞台挨拶を真面目にやってほしいと橋本さんから言われる場面も。

福田さんは『銀魂』での神楽役について、神楽は現実ではありえないキャラクターとしながらも、小栗旬さんや菅田将暉さん、橋本さんの身長が原作の再現にピッタリとなったことを述べていました。

橋本さんは福田組への参加は『銀魂』が初めてだと述べられました。

福田さんは、橋本さんにオーディションを受けるように案内したが、扉を開けてすぐに「お願いします」と橋本さんに神楽役についての話を始めた事を述べられました。

橋本さんが福田さんを知ったきっかけは橋本さんのお兄さんが見ていたという勇者ヨシヒコシリーズとのことでした。

橋本さんは福田さんについて、役者さんから「一緒にやりたい」と思うほどの人と述べ、橋本さん自身は笑いを作るのは難しく自信がなかったので、的確な指示*をくれる福田さんに任せられたとも述べられました。

(*的確な指示というのは、鼻をほじるシーンにおいて「鼻に指を突っ込むのは第一関節を過ぎたあたりから」などで、鼻をほじり、それと同時に目と口を大きく開けなければならなかったために厳しい指導だった、と橋本さん。)

ちなみに、橋本さんは神楽役についての話とほぼ同時に『斉木楠雄の災難』の照橋心美役の話も少しばかり聞いていたことを明らかにしました。

福田さんはキャスティングについて、面白いことに前のめりな人ほど2〜3分話をするだけでわかるということを述べていました。

福田さんの「笑い」について

橋本さんは福田さんの「笑い」について触れ、共演した山崎賢人さんと福田さんを笑わせることを考えたと言い、面白くないときは本当に笑わないため、福田さんが笑っていないと不安になると述べられました。それに応じる形で、福田さんは「『これ見るの2回目だな』と思うと笑わない」という自身の「笑い」について触れていました。

『斉木楠雄の災難』の撮影では

福田さんは、『斉木楠雄の災難』の撮影について触れ、山崎賢人さん演じる斉木楠雄と橋本さん演じる照橋心美が夏休みを過ごす場面がクランクインであり、「照橋心美が斉木楠雄に無視される→照橋心美が妄想を膨らませる→ボディタッチをかわされる…」というように順撮りをしたと述べていました。

そんな撮影における、福田さんの様子について、橋本さんは「面白くない時は笑わない、面白い時はカット前に笑い声がする」と言い、福田さんは「現場で見ているモニターは現場から遠い所にあるという認識でいる。」と述べ、「録音スタッフに笑い声が入ったからとNGを出されてしまい、ある時は堂本剛さんにマジギレされた」とも述べていました。

福田さんは、『斉木楠雄の災難』での橋本さんについて、『銀魂』が終わった直後だったので、テンションがハイになっていたのではと述べ、橋本さんもそれに応じていました。

山本さんはお笑いの映画は日本でヒットしにくいと言われる中での『銀魂』や『斉木楠雄の災難』のヒットについて福田さんに尋ねました。福田さんは、『銀魂』や『斉木楠雄の災難』は本当にギャグ映画として喜んでいただけたと思う、と述べられました。

福田さんは橋本さんに朝ドラも出なければ…と言いつつも、神楽役を見てオファーが来ないかも?と言い、笑いを起こしていました。

最後に

橋本さんは、福田組として2作品に出演したこと、出演作に対する「すごく笑えました」などのコメントを見て「本当に幸せになれると思った」と述べた一方、福田さんは『銀魂』のプロデュースチームが会場に来ていて、『斉木楠雄の災難』のプロデュースチームが来ていないことに言及し、「ワーナー・ブラザーズは今回の表彰を『銀魂』で受賞したものと紹介するのでは…」と言い、橋本さんからツッコミをされる場面が。

最後に、橋本さんは今後もコメディエンヌとして福田さんの作品で頑張りたいと述べ、福田さんはこれからもずっと笑えるものを考えて考えて提供していきたいと述べ、トークショーは閉じられました。

 

追記:YouTubeのMAiDiGiTVにて、表彰式とトークショーの様子が伝えられています。合わせてご覧ください。

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