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骨伝導イヤホンのヘッドセット使用時の気づき

骨伝導イヤホンであるearsopenのWR-3とAfterShokzのOpenMoveをヘッドセットとして使った時にいくつか気づく点があった。

earsopenのWR-3編

earsopenのWR-3は骨伝導タイプの有線イヤホンになる。

ruindig.hatenablog.jp

earsopen WR-3はイヤホンの性質上、PCで使用する際に音量をインイヤーイヤホンよりも高くしなければならない。そのせいか、Windows版Discordの音声検出モードでは入力感度のメーターが示すように、裏で再生したYouTubeの動画の音声を拾うように、他の参加者の音声を拾ってしまい、エコーが発生する事が分かった。イヤホン部の振動がマイクに伝わってしまうのだろうか。なお、プッシュトゥトークに切り替えるとエコーは発生しない。

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YouTubeの動画を裏で再生していたが音声を拾ってしまい、入力感度のメーターが動いているのが分かる。

Discordと同じように、Zoomの設定画面の後ろでYouTube動画を再生してみたところ、動画の音声を拾っていた。マイクの入力感度を自動・手動で調整したが、音声を拾った。

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Zoomの設定画面の後ろでYouTube動画を再生した。マイクの入力感度を自動・手動で調整したが、動画の音声が入っている。自動調整の時にはマイクの入力音量が最大まで上がった。

ミーティング中の画面に移動して確認してみる。

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イヤホンの音量60、マイク入力の音量は60程度の場合

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イヤホンの音量60、マイク入力の音量は最大の場合

マイク入力の音量を最大にすると、入力レベルが上がるのはもちろん、画面左下のマイクのアイコンに緑色の音量ゲージが写っている事から、動画の音声を拾っているのが分かる。この事から、マイク入力の音量を最大にした場合、自分のマイクを常時オンにして他の参加者と同時に話していると他の参加者の音声を拾ってしまい、他の参加者にエコーが発生すると分かる。

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その他、Microsoft Teamsでも同様に動画の音声を拾っていた(常時マイクをオン)。

Windows版Telegramでボイスチャットを試す機会があった。プッシュトゥトークを使いながら試したが、他の参加者の声を拾っていて相手側にエコーが発生したのを確認した。

telegram.org

AfterShokzのOpenMove編

AfterShokzのOpenMoveは骨伝導タイプのBluetooth対応のワイヤレスイヤホンになる。

ruindig.hatenablog.jp

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AftershokzのOpenMoveをパソコンに繋ぐと、音の出力デバイスが2通り表示される。1つは「ヘッドホン (OpenMove by AfterShokz Stereo)」で、もう1つは「ヘッドセット (OpenMove by AfterShokz Hands-Free AG Audio)」になっている。

ヘッドホンは動画視聴や音楽を聞く際に使っているので問題がないが、ヘッドセットに切り替えるとヘッドホン時に比べてひどい音割れが生じていて、動画視聴や音楽には適さないくらいになっている。

Windows版Telegramでボイスチャットを試す機会があったので、OpenMoveに切り替えたところ、ヘッドホンの設定では音声が一切聞こえず、ヘッドセットの設定に切り替えると音声が聞こえるようになっていた。しかし、音割れがひどいのは変わらなかった。

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Windows版Telegramでのボイスチャット時の設定メニュー。

telegram.org

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