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Otterの録音機能とステレオミキサーで動画の書き起こしをする(Windows10)

インポート機能の制限

英語の音声書き起こしサービスのOtterは無料プランでの動画と音声ファイルのインポートに新たな制限を設けた。

Otterの無料プラン これまで これから
録音 1ヶ月につき600分まで書き起こせて、1件の長さは3時間が上限。 1ヶ月につき600分まで録音可能。1件の長さは40分に制限。
インポート 1ヶ月につき600分まで書き起こせて、動画ファイルや音声ファイルのインポートの回数に制限はなく、1件の長さは3時間が上限。 無料プランではインポートの長さは1件40分に制限されて、インポートの回数は1アカウントにつき最大3件に制限される。

ruindig.hatenablog.jp

動画の書き起こしにOtterのインポート機能がとても役立っていたので便利だったのだが、インポート機能が制限された今はパソコンのステレオミキサーを通して録音で書き起こしている。

自分の環境

ステレオミキサーの設定を紹介する前に、Otterで書き起こす際の筆者の環境は以下の通り。

  • パソコンのOS:Windows10 1909
  • ブラウザ:Google Chrome(最新版)

ステレオミキサーの設定

ステレオミキサーの設定を紹介する。

f:id:edgeknight:20200427084711

スタートメニューの「設定」を選び、

f:id:edgeknight:20200427085020

「システム」を選ぶ。

f:id:edgeknight:20200427085125

左の一覧から「サウンド」を選び、

f:id:edgeknight:20200427085712

「入力」にある「サウンドデバイスを管理する」を選ぶ。

f:id:edgeknight:20200427090826

「入力デバイス」を見るとマイクとステレオミキサーが並んでいる。

f:id:edgeknight:20200427090951

マイクを無効にして、

f:id:edgeknight:20200427091035

ステレオミキサーを有効にする。

f:id:edgeknight:20200427091109

これでステレオミキサーが有効になった。

f:id:edgeknight:20200427160139

Otterにログインして、Recordボタンを先に押してから動画を再生させると、

f:id:edgeknight:20200427165034

このように、書き起こしが始まる。動画の再生が終われば、停止ボタンf:id:edgeknight:20200427170211を押して録音を止める。録音を止めてもすぐに完了というわけではなく、Ready(完了)の通知が来るまでの間は、書き起こしたデータの整理がされている。その間はタイトルの編集ができる。

完了(Ready)の通知はメールやアプリのプッシュ通知で届く。*1

f:id:edgeknight:20200427174340

メール通知の例

f:id:edgeknight:20200427175425

Otterアプリのプッシュ通知の例

プッシュ通知の「Note」というのは録音時のデフォルトでのタイトル。

録音したものを書き起こしたのが以下のデータになる。一部の話者名は以前に登録したものを使ってOtterが音声を認識して割り振ったもの。

以下は書き起こした元の動画。

www.youtube.com

なお、ステレオミキサーでの書き起こしはGoogleドキュメントの音声入力関連のブログ記事を参考にした。

diyonline.info

ステレオミキサーでの入力ができない場合

Windows10のステレオミキサーによる入力が有効なのはRealtek High Definition Audioというオーディオドライバーで、Realtek Audioというオーディオドライバーではステレオミキサーによる入力ができないという事だった。

ステレオミキサーが有効なのに音が入らない - Microsoft コミュニティ

ステレオミキサーで入力できない場合は仮想オーディオデバイスのVoicemeeterを使う方法がある。詳しくは以下を参照。

ruindig.hatenablog.jp

-end-

*1:2020年4月27日時点でメール通知の方は不具合なのか届いていない。