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短く紹介:ロボットとの対話から生まれるビジネスチャンスとは? #トレンドエキスポ17

2017年11月3日の【トレンドエキスポ東京2017】での大阪大学大学院基礎工学研究科教授・工学博士の石黒浩さんによる基調講演『ロボットとの対話から生まれるビジネスチャンスとは?』を短く紹介。

音声認識バイスは流行らない

石黒さんは冒頭、AmazonEchoをはじめとする音声認識バイスは流行らないと述べた。理由は、”スイッチ”として機能している以上、100%が求められているからだとし、アメリカでは音楽の切り替えのみに使われているというデータを紹介。

そうしたことを踏まえて、道案内やデパートでの荷物運びなど、身振り手振りが合わさって良いデバイスになるのではないだろうか、と。

単に音声認識だけではなく、音声認識以外にも身体を持っているので身体の向きや視線の方向、ディスプレイする内容などが複合的に組み合わさったもので人を案内するものがこれから作られていくのではないかと思う、と。

音声認識だけ、画像認識だけでは、非常に限られた目的・場面でしか使えないのでは、と言い、パターン認識音声認識、画像認識は100%ではなく、そうした曖昧だけど人間らしい技術を使っていかなければならず、そういった時には複数のモダリティ(表現方法)を組み合わせて、より人間らしい関わり方をしていくものが必要になるのではないかと思う、と。


アンドロイドの事例
洋服を売るアンドロイド:高島屋の衣料品売り場で白いヨレヨレの服(1万円から2万円程度)をアンドロイドが、2週間で売上競争をしたところ、24人中6番目、60万円の売上に達した。アンドロイドの売り子は人間の売り子より話しやすく、明け透けに「お似合いですよ」と嘘をついても客は疑いにくい。


タッチパネル対話:人間同士が対面でタッチパネルに表示される選択肢を選ぶだけで進行する会話。笑い声などのリアクション以外で声は一切発しないのに、会話はどんどん進む。会話を一度ネガティブな方向に振ると、後に仲直りする方向へ向かうようになる不思議。


音声認識なし対話:ロボットが2台あると人の発話の音声認識を必要とせず、2台のロボットが対話しながら人を巻き込んでいく。対話にはストーリーが必要で、音声認識は必ずしも必要ではない。


ニコニコ生放送ニコニコ超会議で200組の男女が対面で選択式トークを体験するブース。互いが気に入れば同じ場所から退室し、そうでなければ別々の場所から退室するルール。結果、同じ場所から退室したのは80%(8割)だった、と。

 

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