気象庁が最高気温40度以上の日の名称を検討するニュースを見た。
最高気温40度以上の日の名称について「酷暑日」以外の名称を考える。「酷暑日」の名称以外における鍵となるのは、いかに猛暑日よりも暑いかというより、命の危険に関わる暑さである事を示すのではないかと考える。「酷暑日」の他に12個の名称を考えた。
- 酷暑日(こくしょび)
- 極暑日(ごくしょび、きょくしょび)
- 超夏日(ちょうなつび)
- 極夏日(ごくなつび、きょくなつび、きょくかび、ごくかび)
- 危険暑日(きけんしょび)
- 険暑日(けんしょび)
- 灼暑日(しゃくしょび)
- 熱暑日(ねっしょび)
- 熱夏日(ねっかび)
- 熱日(ねつび)
- 灼日(しゃくび)
- 危険夏(きけんなつ、きけんか)
- 超熱帯日(ちょうねったいび)
『三省堂国語辞典 第七版』(2014年、三省堂)には「酷暑」と「極暑」が載っていて、「酷暑」は厳しい暑さという意味、「極暑」は暑さが1番酷いという意味で載っている。
こくしょ 【酷暑】 (名) きびしい暑さ。(↔酷寒・厳寒)
ごくしょ 【極暑】 (名) 暑さがいちばんひどいこと。(↔極寒)
出典:『三省堂国語辞典 第七版』、p.503、2014年、三省堂
言葉の普及度を考えると、酷暑日になるのかもしれないが、「酷暑」で検索していると、舞鶴赤十字病院が発行する「健診センターニュース106号」に、tenki.jpを運営する民間気象会社の日本気象協会が2022年に最高気温40度以上の日を「酷暑日」と命名したという内容が載っていた。
以下の例に限らず、色んな所で酷暑と使われているので、酷暑日になったとしても順当だろう。
- 熱中症、夏バテ、気象病…「酷暑の三重苦」予防法 日本の夏の暑さは、年々過酷さを増している - 東洋経済オンライン(2024年8月17日)
- 連載『酷暑に備える』 - 建通新聞 電子版(2025年5月29日~2025年6月10日)
- 夏の酷暑と原子力発電 - コラム「まっさんの窓」 - 一般財団法人 日本原子力文化財団(2024年3月1日)
- 市長コラム「酷暑対策」(令和4年9月) - 笠間市(2022年9月1日)
- 酷暑の欧州でエアコンが極端に少ない理由 - CNN.co.jp(2025年7月3日)

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