FictoとNiantic社の提携
2月にアメリカのモバイルストリーミングサービスのFicto(フィクト)はIngressのオリジナル作品の配信に関するNiantic社との提携を発表した。
Ficto has partnered with Niantic Labs, creators of the popular games Pokèmon Go and Harry Potter: Wizards Unite to pick up an original series, Ingress.
— fictoapp (@fictoapp) 2020年2月17日
Ingress will feature geolocation interactivity on Ficto allowing for a much richer and in-depth and viewing experience. pic.twitter.com/5GLp1hGsOX
Fictoはスマートフォン用アプリを用いた映像作品のストリーミング配信を行っている。
Fictoアプリ
AndroidアプリとiOSアプリが利用できるが、Androidアプリが日本ではダウンロードできない状態になっていて、iOSアプリがダウンロードできる状態になっている。2020年4月1日時点。
追記:2020年4月20日からダウンロードできるようになった。
Ingress The Series
3月になってFictoで「Ingress The Series」と題したIngress作品の配信が始まった。
@ingress @NianticLabs fans, we even have a sneak peek of our Ingress show for you guys. Happy streaming 😉.
— fictoapp (@fictoapp) March 26, 2020
「Ingressのファンの皆さん、Ingress作品を先行してお見せしましょう。ハッピー・ストリーミング。」
INGRESS THE SERIES
An accidental case of mistaken identity lands two clueless young journalists in the crosshairs of secret agents, cult leaders, and a global conspiracy hidden under the veil of everyday life.From Niantic Labs: the creators of Pokemon Go and Harry Potter: Wizards Unite, comes an all new interactive series that empowers viewers to become a part of the story. Secret codes and clues will lead viewers to explore their world and intercept intelligence left by a mole in the series. If attained, this intel will lead to a massive real-world, life-changing reward.
出典:Ficto, Ingress The Series, https://ficto.tv/shows/ingress-the-series, last accessed on March 31st, 2020.
「何も知らない2人の若いジャーナリストが、偶然にも身元を間違えられて事件に巻き込まれ、諜報員やカルトの指導者、そして日常生活のベールの下に隠された世界的な陰謀の標的となる。
『ポケモンGO』や『ハリー・ポッター:魔法同盟』の生みの親であるNianticから、視聴者が物語の一部になるように力を与えてくれる、全く新しい双方向性のあるシリーズが登場します。秘密の暗号とその手がかりは、視聴者が自分の世界を探索し、シリーズ内のスパイによって残された情報の傍受へ導きます。この情報を手に入れると、現実世界で人生を変える大きな報酬を得る事ができます。」
監督:Spencer McCall
脚本:Emmett Furey、Christy St. John、Spencer McCall
プロデューサー:Colin Mcauliffe、Geenah Krisht、Maya Neumeier、Spencer McCall
収録話
2020年3月31日現在、全部で3話が公開されている。会員登録する事なく無料で視聴できる。
A case of mistaken identity lands two young jounalists in the crosshairs of a shadowy government agency, and expose a global conspiracy hidden in plain sight.
From Niantic, creators of Ingress, Pokémon GO, and Harry Potter: Wizards Unite, comes an all new interactive series that invites viewers to become a part of the story.
Intercept secret codes dropped by an unknown Agent in the series, then download the Ingress app on iOS and Android to go down the rabbit hole and see the world through a new lens. Coming soon to Ficto.
「身元を間違えられてしまった2人の若いジャーナリストが、政府機関の影の組織に狙われ、隠されていた世界的な陰謀を暴いていく。
『Ingress』『ポケモンGO』『ハリー・ポッター:魔法同盟』のNianticから、視聴者を物語の一部と化す道へ誘う、全く新しい双方向性を持ったシリーズが登場します。
シリーズ内の正体不明のエージェントが残した秘密の暗号を傍受し、iOSとAndroidのIngressアプリをダウンロードして日常から非日常の世界へ行き、新しいレンズを通して世界を見る事ができます。Fictoに間もなくやってきます。」
1. Buyer Beware
In 2012, an individual purchased what he believed to be a phone online. He was wrong.
第1話:買い手に気をつけろ 2012年、とある個人が携帯電話だと思うものを購入した。しかし、彼は間違っていた。 |
2. Phone Teardown
The "phone" is disassembled and a clue is revealed within.
第2話:携帯電話の分解 その"携帯電話"は分解され、その中にヒントが隠されている。 |
3. Break In
The chip is taken. Its location will be revealed in the all-new interactive series, coming soon.
第3話:侵入 チップは持ち去られた。チップの在り処は双方向性のある完全新作のシリーズで明らかになるだろう。間もなく。 |
公開中の全3話は2012年にYouTube上で公開されたものと同じ内容になっている。【ネタバレ】公開中の全3話の内容について
監督について
Spencer McCall(スペンサー・マッコール)さんはプロデューサー・脚本家として活動している。
なお、Spencerさんはスチュアート・ライトナーと名乗る人物として何度かIngress上に登場している。
以下の動画にも登場している。
【関連記事】
また、公式サイトでは、Ingressの公式YouTubeに上がっている2つの動画について、監督等を務めたと書かれている。
Trailer for the season of Ingress. Directed, co-produced, co-edited by Spence:
【ファンサイトの日本語訳】
Competition show, showrun, co-scripted, and directed by Spence:
【ファンサイトの日本語訳】
脚本について
Emmett Furey(エメット・フューリー)さんはNiantic社に所属する脚本家・ゲームデザイナー。
公式サイトのポートフォリオにIngressが挙げられている。2018年のアメリカのキャンプ・ナヴァロでのEpiphany Night(エピファニー・ナイト)*1で行われたリモート・パーティシペーション・エクスペリエンス(RPE)*2を始めとするIngress関連のテーブルトークゲームの脚本や進行に携わった事が書かれている。また、Ingressのテーブルトークゲームのコアルールブックの出版に向けた執筆にも取り組んでいるという。
At some of those events, attendees can sign up to participate in so-called Remote Participation Experiences (RPEs), which provides fans an opportunity to dice-up and roleplay in the Ingress storyworld. So one of the things I’ve been doing for Ingress is writing and running RPG modules for these events, including 2018’s massive Epiphany Night event at Camp Navarro in the beautiful redwoods of Northern California. Also on the docket for me is the writing of the core rulebook for the Ingress RPG for eventual publication.
http://emmettfurey.com/portfolio-item/ingress
Christy St. John(クリスティー・セント・ジョン)さんはIngressのストーリーラインに登場する心理学を専攻する大学院生のウェンディとして出演する女優。
【Christyさんの公式サイト】
【ファンサイトの関連カテゴリー】
This web series (that I also helped to write) is shoulder content for Ingresss, a mobile game created by Niantic, which is the precursor to Pokemon Go.
https://christystjohn.com/dunraven-foundation-case-studies/
Christyさんの公式サイトにはダンレイブン財団・ケーススタディの動画シリーズには脚本にも関わっていると書かれている。
プロデューサーについて
Colin McAuliffe(コリン・マコーリフ)さんは映像プロデューサー・カメラマンとして活動している。
Geenah Krisht(ギーナ・クリシュト)さんはプロデューサー。
Maya Neumeier(マヤ・ニューマイヤー)さんについては映画監督として活動する人とプロダクション・アシスタントとして活動する人が同姓同名でいるため、どちらの人なのかは分からない。
-end-
*1:関連するファンサイトの記事は以下の通り。なお、Epiphany Nightはドイツのシュロス・カルテンベルクでも行われているためそちらも合わせて紹介する。
lycaeumcommunityarchives.blogspot.com
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*2:Ingressに関連するテーブルトークゲームの名称。関連するファンサイトの記事は以下の通り。