ざるそば(もりそば)においては薬味のネギが別添えになっているのをよく見かける。
しかし、ここ最近になってかけそばのようなメニューでも薬味のネギの別添えを見かけるようになった。比較ができる物については、他のブログにある過去の写真を参照してほしい。
「阿づ満庵 本店」に関しては食べログを見ると、かけそばでのネギ別添えはどうやら2016年頃には始まっていた事が分かる。
唯一、手元にある写真で比較できるのが「そばいち」のかき揚げそばだった。2020年2月と2025年3月になる。
数は少ないが、何度かネギ抜きで注文する人がいるのを見かけた事はあるので、ネギ抜きの注文に別添えで応えるようになったのだろうかと最初は考えた。
そば店チェーンの「ゆで太郎」におけるかけそばの薬味のネギが別添の理由について、「ゆで太郎」を利用した人が「ゆで太郎」に問い合わせた結果をnoteに記している。ネギの規定量を守る事が理由となっている。
「いろり庵きらく」と「そばいち」はJR東日本クロスステーションフーズカンパニー社が運営するチェーン店なので、かけそばにおけるネギの別添えが「ゆで太郎」と同じようにネギの規定量を守るためだと推測できる。
しかし、「阿づ満庵 本店」のような、いわゆる"町のそば店"でのネギの別添えは、ネギ抜きを頼む人に対応したのか、あるいはネギの風味と食感を活かす方向に切り替えたからなのだろうか。特に答えになるような資料はウェブ上で見つけられていない。
店舗の規模も様々なので「いろり庵きらく」と「そばいち」の全ての店舗に当てはまるかどうかは分からないが、過去は券売機で食券を購入し、受け取り口で半券を切り取ってもらい、席を確保して店員からの呼び出しを待ち、呼び出されたら半券を渡して料理を受け取るシステムだったと記憶している。2025年の今では、券売機で食券を購入したら、席を確保して呼び出しを待ち、食券に書かれた番号でシステムの機械音声に呼び出されてから料理を受け取るようになっている。食券は料理を受け取るタイミングで食券入れに入れるため、受け渡す場面はない。
過去には受け取り口で半券を切り取ってもらうタイミングでネギ抜きを注文する人を見かけていたが、今のシステムではその過程が無くなった事で、かけそばにおけるネギの別添えが見られるようになったのだろうとも考えた。
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