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WBC2023準々決勝・日本対イタリア戦をNikon COOLPIX P950で撮った感想

2023年3月16日、東京ドームで行われた野球国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック2023の準々決勝・日本対イタリア戦を観戦した。

先に言っておくと、大谷翔平選手のバントヒットは撮り逃した…これがただ1つの後悔。

www.gettyimages.co.jp

以下はNikonのCOOLPIX P950で撮影したもの。

以下はSonyのDSC-HX99で撮影したもの。

試合の詳報は日刊スポーツのライブ速報とMLB公式YouTubeのフル映像、Amazonプライムビデオでの配信映像に譲るとして、カメラの感想について話をする。

www.nikkansports.com

www.youtube.com

NikonのCOOLPIX P950はRentioで借りた。レフトスタンドの外野席の後方に座る事になっていたので、SonyのDSC-HX99ではズーム性能が足りないのは自明だった。

www.rentio.jp

実際にNikonのCOOLPIX P950で撮ったものをInstagramに投稿した(後述)。COOLPIX P950は最大で35mm換算2000mm(光学83倍)の光学ズームができるが、打席のズーム撮影は1200mmズームで足りた。レフトスタンド外野席から1塁側ベンチの侍ジャパン(日本代表チーム)の様子を撮影した時は1800mmズームだった事から、35mm換算2000mmズームがあると良い。実際、1塁側ベンチの様子は1800mmズームで撮影した。試合中の打席撮影でのシャッタースピードは最低でも1/500秒、F値は最低でも5.6、ISO感度は3200で固定した。

後から振り返ると、明るさが足りないように思ったのと、大きくズームする時の画像処理で画素数が落ちたと感じた。キヤノンのPowerShot SX70 HSと迷ったのだが、ISO感度が最大6400になる事と光学83倍(35mm換算2000mm)のズーム倍率を優先して、NikonのCOOLPIX P950を選んだ。一方で、NikonのCOOLPIX P950は静止画撮影のズーム速度がSonyのDSC-HX99よりも遅いと感じた。静止画撮影のズーム速度を調整するメニューを探したが、全く見当たらなかった。ズーム速度が遅い分、打球を素早く追って守備に着く野手が捕球するようなシーンが上手く撮れなかった。

バッテリーについて。今回はモバイルバッテリーと充電用のMicroUSBケーブルを持参した。
NikonのCOOLPIX P950はUSB給電(=USB充電しながら撮影する事)ができないので、イニング間の僅かな時間で充電したり、1枚撮影(単写撮影)で撮って連写撮影を極力抑えながら撮影したが、4回裏の辺りでバッテリーが空になってしまった。以降はCOOLPIX P950を充電しながら、SonyのDSC-HX99に切り替えて撮って、僅かに充電したCOOLPIX P950で撮ってはバッテリーが空になりDSC-HX99に切り替えて、COOLPIX P950を僅かに充電して撮ってはバッテリーが空になり…というのを繰り返した。

カメラ選びに失敗したかというとそうではないが、Rentioのラインナップとは関係なしに、自分にとってのカメラの選択肢がそもそも少なすぎると感じている。

DSC-HX99では720mmズーム(光学28倍)ができるコンパクトデジカメ(レンズ一体型カメラ)として重宝しているし、展望台のような場所だと720mmズームが役に立つ。レンズ交換式で720mm以上のズームをしようとするならば、重厚長大なレンズが必要になるし、カメラだけでも十分重いのに交換用レンズで荷物がかさばり、重い思いをしてまで持ちたくはない。

キヤノンのEOS R5に800mmズームレンズを取り付けた様子。
キヤノンのEOS R5に800mmズームレンズを取り付けた様子。GodeNehler - CC-BY-SA-4.0 - Wikimedia Commons

だからこそ、レンズ一体型で720mm以上のズームができるのはとても有難い。一方で、もう1つ課題になるのはズームをした時の明るさである。

同じSonyのDSC-WX800で経験したが、シャッタースピード1/500秒・ISO感度3200で固定して720mmズームをすると、F値6.3になる。そうすると場合によっては暗くなるが、シャッタースピードを遅くすると打者や投手の動きがぶれてしまうため、ISO感度を6400に上げて撮るようになる。しかし、ISO感度を6400に上げると撮った後にノイズのようなものが見えてしまう事がある。

コンデジの限界|RuinDig|note

暗くなると弱い。1.0型とは言わないが1/1.3型が欲しい。|RuinDig|note

なので、SamsungのGalaxy A53 5GXiaomiのRedmi Note 11 Pro 5Gのような中級クラスのスマートフォンで実現している、1.0型未満で1/2.3型より大きいイメージセンサーでピクセルビニングができる、ISO感度を6400よりも高く上げられて、720mmズームかそれよりも大きい、2000mmズームができるようなレンズ一体型カメラが欲しいのだ。

俺も軽くて安い高倍率ズームが欲しい、ただし条件がある|RuinDig|note

ruindig.hatenablog.jp

ソニーにはぜひとも、高倍率ズームを持つコンパクトデジカメ(レンズ一体型カメラ)にもIMX766のようなイメージセンサーを供給してほしいと思っている。

最後に、バッテリーにも言及しなければならない。
NikonのCOOLPIX P950はUSB給電(=USB充電しながら撮影する事)ができないため、1枚撮影でできる限りたくさん撮ろうとしたが、今回は4回裏までしか保たなかった。そのため、途中からカメラを切り替えながら撮影するという状況になった。USB給電ができれば、最初から最後まで同じカメラで撮影できる。撮影データが混濁する事もない。
今ではフルサイズセンサーのミラーレス一眼カメラはUSB給電ができるし、何よりスマートフォンを充電しながら使う場面が多く見られる事を考えると、USB給電ができる事は必須であると考えているので、USB給電ができるコンパクトデジカメ(レンズ一体型カメラ)が欲しいのだ。

【以下、NikonのCOOLPIX P950で撮ったInstagramの投稿】

www.instagram.com

www.instagram.com

www.instagram.com

NikonのCOOLPIX P950の外観。
NikonのCOOLPIX P950の外観。

NikonのCOOLPIX P950の背面のバリアングルモニターを写した画像。
NikonのCOOLPIX P950の外観。背面にはバリアングルモニターを備える。

NikonのCOOLPIX P950の外観。2000mmズームをした時のレンズが伸びる様子。
NikonのCOOLPIX P950の外観。2000mmズームをするとここまで伸びる。

NikonのCOOLPIX P950の右側面から撮影した外観。
NikonのCOOLPIX P950の右側面から撮影した外観。

NikonのCOOLPIX P950の電子ビューファインダーを覗いた時の様子。
NikonのCOOLPIX P950の電子ビューファインダーを覗いた時の様子。

【以下、SonyのDSC-HX99で撮った写真】

日本対イタリア戦の試合前、外野でウォーミングアップをする佐々木朗希投手(左)と話をする吉井理人投手コーチ(右)の姿。
日本対イタリア戦の試合前、外野でウォーミングアップをする佐々木朗希投手(左)と話をする吉井理人投手コーチ(右)の姿。

日本対イタリア戦の試合前、外野でクイック投球の練習をする大谷翔平選手(左)とその様子をスピードガンで計測する水原一平さん(右)の姿。
日本対イタリア戦の試合前、外野でクイック投球の練習をする大谷翔平選手(左)とその様子をスピードガンで計測する水原一平さん(右)の姿。

日本対イタリア戦の試合前、3塁側でウォーミングアップするイタリア代表選手の姿。
日本対イタリア戦の試合前、3塁側でウォーミングアップするイタリア代表選手の姿。

日本対イタリア戦・4回裏、イタリア代表の3番手として登板したアンドレ・パランテ投手。
日本対イタリア戦・4回裏、イタリア代表の3番手として登板したアンドレ・パランテ投手。

日本対イタリア戦、5回表で投手を降板してベンチに下がる大谷翔平選手(奥)の場面。守備に着いた内野の選手と栗山英樹監督がマウンドに集まっている。
日本対イタリア戦、5回表で投手を降板してベンチに下がる大谷翔平選手(奥)の場面。

日本対イタリア戦・7回裏、ライトへのタイムリーヒットを打つ源田壮亮選手のスイング。
日本対イタリア戦・7回裏、ライトへのタイムリーヒットを打つ源田壮亮選手のスイング。

Tatsuji(たつじ/達治) call and fight song for Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar

このブログ記事のオリジナル写真/Original photos on this article - CC-BY-4.0 - RuinDig/Yuki Uchida
このブログ記事のオリジナル写真/Original photos on this article - CC-BY-4.0 - RuinDig/Yuki Uchida


WBC2023 侍世界一

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