X Games Chiba 2024の観戦
千葉県千葉市、幕張メッセで開催されたX Games Chiba 2024を見に行った。2022年 、2023年とZOZOマリンスタジアムで開催されてきたが、2024年は東京ゲームショウ2023 の会場になった幕張メッセで開催された。
遠くも撮れるコンパクトデジタルカメラのDSC-HX99で撮ったが、あまりにも暗くて相性の悪さを実感する事になった。幕張メッセとX Gamesの名誉のために言っておくと、DSC-HX99にとって相性が悪かったと初めて気づいただけで、肉眼で見た場合の明るさは観戦する上で十分明るかった事と、幕張メッセでの開催によって天候に左右されないという利点があると理解している事も記しておく。
最大焦点距離118mm(35mm換算720mm)までズームした時のDSC-HX99の本体|CC-BY-4.0 - RuinDig/Yuki Uchida - Wikimedia Commons
観て来た競技種目は以下の通り。
BMX男子ストリート決勝
スケートボード男子パーク決勝
スケートボード男子バート決勝
スケートボード女子パーク決勝
BMX男子パークベストトリック決勝
スケートボード男子ストリート決勝
広角端(焦点距離35mm換算24mm)での引きの絵は問題なかったが、焦点距離が35mm換算200mm前後のズームになるとかなり暗くなり、速いシャッタースピードを確保しながら一定の明るさを確保するにはISO感度を最大値の6400に引き上げなければならなかった。これによって、ノイズが酷く強く出る撮り方にならざるを得なかった。
X Games Chiba 2024での写真
BMX男子ストリート決勝の競技開始前、ケビン・ペラザ選手の練習の様子。|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO3200、焦点距離33.18mm(35mm換算206mm)
BMX男子ストリート決勝、溝垣丈司選手の1回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.0、ISO3200、焦点距離9.87mm(35mm換算62mm)
BMX男子ストリート決勝、フェリックス・プランゲンバーグ選手の3回目の滑走。|シャッタースピード1/500秒、F5.0、ISO6400、焦点距離14.73mm(35mm換算93mm)
BMX男子ストリート決勝、ケビン・ペラザ選手の3回目の滑走|シャッタースピード1/500秒、F5.0、ISO6400、焦点距離25.37mm(35mm換算159mm)
スケートボード男子パーク決勝、トム・スカー選手の2回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.6、ISO6400、焦点距離24.63mm(35mm換算155mm)
スケートボード男子パーク決勝、キーガン・パルマー選手の3回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.6、ISO6400、焦点距離26.91mm(35mm換算168mm)
スケートボード男子バート決勝、20分間のジャムセッションでの芝田元選手の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.6、ISO6400、焦点距離21.22mm(35mm換算135mm)
スケートボード男子バート決勝、20分間のジャムセッションでのグイ・クーリー選手の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.0、ISO6400、焦点距離19.38mm(35mm換算122mm)
スケートボード女子パーク決勝、アリサ・トルー選手の2回目の滑走。パークセクションの前にはかなりの人だかりがある。|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離35.27mm(35mm換算219mm)
スケートボードパーク女子決勝、ミンナ・ステス選手の3回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離42.44mm(35mm換算262mm)
パークセクションでのBMX男子パークベストトリック決勝、20分間のジャムセッションでのケビン・ペラザ選手の滑走|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離43.77mm(35mm換算270mm)
パークセクションでのBMX男子パークベストトリック決勝、20分間のジャムセッションでのブランドン・ルーポス選手の滑走。この直後、着地に失敗して腰を強打し、その場で動けず担架で運ばれてパークセクションを離れた。|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離43.77mm(35mm換算270mm)
パークセクションでのBMX男子パークベストトリック決勝、20分間のジャムセッションでのジャスティン・ダウェル選手の滑走|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離10.52mm(35mm換算66mm)
スケートボード男子ストリート決勝、池田大輝選手の1回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F6.3、ISO6400、焦点距離33.18mm(35mm換算206mm)
スケートボード男子ストリート決勝、根附海龍選手の3回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.6、ISO6400、焦点距離26.91mm(35mm換算168mm)
スケートボード男子ストリート決勝、白井空良選手の3回目の滑走|シャッタースピード1/400秒、F5.6、ISO6400、焦点距離23.22mm(35mm換算146mm)
スケートボード男子パーク決勝の試合開始前の様子。右奥にはパークセクション前に大勢の人が詰めかけていたのが分かる。|シャッタースピード1/40秒、F3.5、ISO400、焦点距離4.25mm(35mm換算24mm)
参考:WBC2023準々決勝・日本対イタリア戦での写真
東京ドームで開催された2023年のWBCの準々決勝、日本対イタリア戦ではレフト側の外野席から撮影したが、ノイズが乗るもののISO感度を3200まで引き上げれば、望遠端になる35mm換算720mmズームのF6.4でも明るく撮影できた。
東京ドームで開催された2023年のWBC準々決勝、日本対イタリアの試合の5回表、先発登板した大谷翔平選手が栗山英樹監督から交代を告げられて降板した場面をレフト側の外野席から撮影。|シャッタースピード1/400秒、F6.4、ISO3200、焦点距離118mm(35mm換算720mm)
東京ドームで開催された2023年のWBC準々決勝、日本対イタリアの試合で7回表から日本代表の4人目で登板したダルビッシュ有投手をレフト側の外野席から撮影。|シャッタースピード1/400秒、F6.4、ISO3200、焦点距離118mm(35mm換算720mm)
東京ドームで開催された2023年のWBC準々決勝、日本対イタリアの試合で9回表、イタリア代表の9番のデイビッド・フレッチャー選手の打席をレフト側の外野席から撮影。|シャッタースピード1/640秒、F6.4、ISO3200、焦点距離118mm(35mm換算720mm)
所感
ミラーレス一眼カメラのようなレンズ交換式カメラを検討したいが、正直な所、上記の写真にあるように別競技の途中のタイミングから行かなければ最前列には辿り着けないであろうパークセクション前に見える人集りの中で200mm~300mmある望遠レンズを取り付けたレンズ交換式カメラ、例えば―
―これらを頭上に掲げながら撮ったり、MLBの大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの本拠地球場のドジャースタジアムでの以下の様子を考えるとDSC-HX99のような望遠ができるコンパクトデジタルカメラは欠かせないと実感する。
公式サイトによると〈カメラのレンズは6インチ(=15.24cm)を超えてはならない〉となっている。望遠レンズを伸ばした状態で大きさを測られていたので、エンゼルスタジアムよりもかなり厳しく見られている印象だ。セキュリティも常に定規のようなもので測っていて、確認がほぼスルーだったエンゼルスタジアムとの違いは歴然だった。
出典 :Number Web『大谷翔平応援ボードも大型カメラも「預けてこい!」持ち込みNGでエンゼルスと大違い…治安の悪い地域も《ドジャースタジアムとLAの歩き方》』
https://number.bunshun.jp/articles/-/861232 、2024年4月9日公開、2024年9月23日参照。
こう考えると、ミラーレス一眼だけじゃなくてミラーレス一眼と同じフルサイズやAPS-Cやマイクロフォーサーズ、あるいは1.0型イメージセンサーで且つ光学ズームで35mm換算720mm~1200mmくらいの望遠撮影ができて望遠端の筐体が15cm以内に収まるようなコンパクトデジタルカメラのラインナップも増やしてほしいと思う他ない。わがままを言うようだが、コンパクトデジタルカメラにはまだ生き続けてほしい 。
一方で、冒頭にもあるように、幕張メッセでの開催によって天候に左右されないという利点はあると理解しているが、今回使ったコンパクトデジタルカメラのDSC‐HX99の事を考えるとZOZOマリンスタジアムでの開催の方が良かったと思わなくもない。
2016年のMLBナ・リーグ優勝決定シリーズ、ロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブスの第3戦の試合開始前のセレモニーで花火が打ち上げられたドジャースタジアム。奥に見えるナイトゲーム用の照明設備と同じ高さに見える事でかなり高い位置から撮影されているのが分かる。|EXIF情報からの撮影データ:Canon EOS 6D、シャッタースピード1/160秒、F9.0、ISO100、焦点距離24mm|CC-BY-2.0 - Arturo Pardavila III - Wikimedia Commons
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